ご訪問いただき、ありがとうございます。
自分自身を救うことで必死、人生って、生きていくことって、こんなに大変だったの?なんて思ってしまうことはありませんか?
私たちはみんなヒーローになること、特別な何者かになることを夢見ていた。だけど今では世界どころか自分を救うことに必死な大人になってしまった。中途半端な年齢、中途半端な経歴、中途半端な大人になった私たちは、誰もが大人のふりをして生きている。
~引用元:私は私のままで生きることにした キム・スヒョン、吉川南著~
BTSの愛読書としても紹介された「私は私のままで生きることにした」。
これを読み終わったとき、きっと「私は私のままで生きていこう」と強く前向きに思えるかもしれません。
【子育てと自己肯定感】
よく子育てでも
「自己肯定感の高い子供に育てましょう」
って言われたりします。
こんな風に言われると、親は責任重大です。
「自己肯定感を高めるためには褒めましょう」
とも言われます。
自己肯定感は10歳ころから中高生にかけてだんだん下がっていく、とも言われています。
10代はただでさえ自信を失いやすい時期なのです。
我が子に例えると、たしかに褒めることって効果大なんですけど、ただやみくもに褒めるだけでは全く言葉が届かないときもあって、むしろ落ち込ませてしまうこともあるのは、(我が家の男子たちがガラスのハートの持ち主だからというのと、私の褒める方向に問題がある?ズレてる?かもしれませんが(;・∀・)
自己肯定感の低い状態で褒めても効果が小さくて
自己肯定感が高い状態で褒めると効果が大きい
と思うのです。
誰も気づいてない部分を親が気づいてあげる、ということも大事にすること。
自己肯定感が低いときは無理に良い所を探して褒めるよりも寄り添うことのほうが大事で、自己肯定感が高いときに思いっきり褒めてあげるとより自信が持てると思うのです。
例えば、他の人から見たらどんなに小さな喜びだったとしても、子供がそれを嬉しそうに報告してきたら、ものすごく褒めて一緒に喜びます。
【今の自分は自己肯定感が低い?高い?】
でも、そもそも
自己肯定感の低い子供になったら親(周り)のせいなんでしょうか。
自己肯定感が低い私になったのは親(周り)のせいなんでしょうか。
自分自身が自己肯定感が低いとしたら、子供を自己肯定感が高い子に育てられるでしょうか?
逆に自分自身が自己肯定感が高いとしても、子供も自己肯定感が高い子に育ってくれるかどうかはわかりません。
たしかに周りの環境って大事ですね。
選べるなら選びたいと思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、その環境もひとつの要因であって自分のすべてではない。
持って生まれた個性もあります。
誰かのせいにして自分の人生を決めつけられたくないと思いませんか?
だから誰かのせいにばかりにする大人には我が子にはなって欲しくないし、自分の言動に責任のとれる大人になって欲しい。
この「自己肯定感」という言葉に悩んでしまう人も少なくないと思うのです。
自分の人生からすぐ消えていく人たちに、心のエネルギーを使うことも感情の無駄遣いなのだ。
~引用元:「私は私のままで生きることにした キム・スヒョン、吉川南著」~
もしも誰かに言われた
「自己肯定感」
という言葉に囚われてしまうくらいなら、その言葉はいったん忘れたほうがいいかもしれません。
以前、ママ友たちとPTAの講演会で子供の褒め方や伸ばし方などを聞きに行ったこともありました。
自己肯定感が低くてもいい。
自己肯定感が高くてもいい。
持って生まれた性格というのもあるし、人には程度の差こそあるけど、どちらの側面もあると思うんですよね。
誰かのせいにすること自体が自己肯定感が低い状態。
いわば自分の殻のなかに閉じこもって周りが見えなくなってしまっている状態。
今の自分は自己肯定感が低い状態?高い状態?
低いのであれば正常な判断もできないと思います。
じゃあ、自己肯定感を高めるためにはどうしたらいいいの?
【自己肯定感とは自分が自分を一番尊重すること】
人生のなかで例えば「数字」に悩まされたことはないでしょうか。
きっと誰もが一度は経験したことがあるかもしれません。
IQでは知恵を測定できないし、友達の数では人間関係の深さを証明できない。家の広さがその家庭の幸せを保証してくれるわけではないし、年収でその人の人格がわかるわけでもない。本当の価値は数字で測れるものではない。人生でほんとうに大切なことは、数字では表せないもののなかにあるのだから。
~引用元:「私は私のままで生きることにした キム・スヒョン、吉川南著」~
もしも悩んでしまったときは、こんな風に考えてみてはどうでしょうか。年齢も身長も体重も学歴も年収も全部みんな消したら誰になる?私は私ですよね☆(寝て起きたら他の誰かになっていたら、それはそれできっとどうしたらいいかわからなくなりますよね(;・∀・)「君の名は」を思い出しました。)
小説家のキム・ヒョンギョンは「人の風景」のなかで、「愛」の反対語が「憎しみ」や「怒り」なのではなく「無関心」であるように、「生」の反対語は「死」や「退行」ではなく「防御意識」だと書いている。防御意識を持つと、人は永遠に自分の人生の外側でさまようことになる。~引用元:「私は私のままで生きることにした キム・スヒョン、吉川南著」~
自分の内側とちゃんと向き合うことが大事。
人は、自分に欠けているものを持っている人を見ると、その人の人生は完璧だと思ってしまうものらしいのです。
完璧な人も完璧な人生もないんですよね。
「私は私のままで生きることにした」
それはネガティブな自分もポジティブな自分も、そのまままるごと認めてあげること。
自分が一番尊重しなければならない人は常に自分自身。
自分自身を大切に出来なければ相手のことも尊重することが出来ないし、
自分自身を大切に出来る人は相手のことも尊重出来る。
自己肯定感を高める方法がいろいろ具体的に書かれているし、読み終わったあと、自分に優しくなれるし、強くなれたような気もするし、自己肯定感が高まった気分になれる本でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございます(*^^*)