
この時期になるとこちらの地域の小学校ではPTA役員の募集がはじまります。
小学校に入学すると同時にPTAに加入しなければならない学校も多く、PTAに加入すると今度はPTA役員の選出という一大イベントが待っていて、憂鬱になってしまう人も少なくないのではないでしょうか。
私も毎年この時期になるとソワソワ落ち着かない気持ちになるのですが、数年前に小学校のPTA役員に立候補しました。
やってみた感想を一言で言うならばとても大変だった!
なぜならばくじ引きで部長(委員長)になってしまったから!
こういうことが苦にならない人もいると思いますが私は苦手です。
でもやらなければわからなかったことも多く、終わってみればやってみて良かったと思います。(だけどもう一度やりますか?と言われれば丁重にお断りすると思います)
まずPTA役員に立候補した理由は3つあります。
- 【PTA役員に立候補した理由その1|子供1人につき1回はやらないといけない】
- 【PTA役員に立候補した理由その2|時期を選びたかった】
- 【PTA役員に立候補した理由その3|ママ友作り】
- 【専門部長をやってみたわかったデメリット】
- 【専門部長をやってみてわかったメリット】
- 【あとがきとPTAで利用して便利だったおすすめツール】
【PTA役員に立候補した理由その1|子供1人につき1回はやらないといけない】
1つの目の理由は、子供1人につき1回はやらないといけないということ。
でも強制ではなくなるべく子供1人につき1回お願いしているということなんですが、やらないといけない雰囲気です。
選考委員から役員引受依頼の電話がかかってきたりします。
もちろん事情があって出来ないという場合もあると思いますので、それは仕方がないと思います。
例えば介護だったり、何らかの出来ない事情を抱えている場合ですが、仕事は共働き世代も増えているし免除理由にはならず、また子供会役員も兼任できるところが多いのではないかと思います。
そして、おそらくやりたくない人が過半数を超えるのではないかと思います。
とくに高学年になるにつれ役員が決まりづらくなり、低学年ほど決まりやすい傾向があります。
低学年のPTA役員は抽選になるほど人気でした。
でも6年生のPTA役員には1人も立候補する人がいませんでした。
PTA役員の6年生が大変だといわれる理由は、小学校によっても違うと思いますが卒業式での挨拶があったり、先生に贈る記念品の準備であったり、卒業生に贈る卒業記念品の選定や発注などの贈呈準備、PTAから贈る花束やコサージュの選定や発注などがあったりするからです。
私もやらなくていいのならたぶん立候補はしなかったと思いますが(6年間運よく一度も役員にならずに済む人もいたりしますが)必ずやらなくてはいけないならやろうと思ったのが理由です。
【PTA役員に立候補した理由その2|時期を選びたかった】
2つ目の理由は、立候補するなら時期を選びたかったからです。
どういうことかというと、我が家の場合子供それぞれの節目の時期は避けたくて、例えばどちらかが受験の時期であったり、6年生のときは避けたいと思っていました。
PTA役員の仕事をするにあたり、育児、家事、仕事、PTAのそれぞれの役割をなるべく負担なく、でも途中でやっぱり出来ないとならないように、例えば部長や委員長などの取りまとめ役などの大変な役になった場合でも引き受けたものは最後まで責任を持ちたいとの思いでした。
これに関しては、部長に立候補する人はおらず、結局くじ引きで1学年から6学年までの全学年の部員たちをまとめる長になってしまいました。(くじ引きだから仕方ないけれど)
【PTA役員に立候補した理由その3|ママ友作り】
3つ目の理由は、ママ友を作りたかったから。
こちらの学校に引っ越してきた時期が、ちょうど世の中がコロナで大変な時。
学校に行く機会もグッと減り、行事も縮小されている中、ママ友を作る機会も全くなく、そろそろママ友作りたいなと思ったときに、PTA役員に立候補するのが一番早いかも?と思ったんですよね。
以前住んでいた所は実家が遠方で頼れる人がいなかったのですが、その時はママ友に恵まれて、沢山助けられたことが私にとって良い思い出のひとつにもなっていたし、子供にとっても良かったと思っていたので、ママ友作りも理由のひとつになりました。
【専門部長をやってみたわかったデメリット】

しかしいざ、役員になってみて思うデメリットは想像以上に大変だった!ということです。
本部役員の方に同情されるほど大変だった!
専門部の中で1番大変だと。
いわゆる「部長」「委員長」などの取りまとめ役、代表になってしまったので、まとめるのが苦手とか言っていられないので、率先して先頭きって業務を滞らせないようにしていかなければなりません。
何かトラブルだったり困りごとがあれば部長(委員長)が解決に向けて動いていかなければなりません。
部員よりもやることがもちろん多いため、休日はもちろん、有給休暇を使い切ってしまうくらい大変でした。
仕事量が膨大でしたし一年でやっと流れを掴めた感じです。
これについては、どの専門委員になるのかによっても違ってくるのかなと思います。
あとはPCを使う作業が多いというのも地味に大変でしたね。
PCを持っていない人も多いですし、どうしてもPCを使える人に負担が大きくなってしまいがちでした。
【専門部長をやってみてわかったメリット】
メリットは、小学校のPTA役員は今しか出来ないことで、役員にならなければ知ることは出来なかったことも多く貴重な経験になったということです。
私の場合、小学校のことはもちろん地域の活動についてもはじめて知ることが多く、有難く感じることも多かったです。
この大変さがいつまでも続くということはなく、期間限定です。
そう思って頑張っていましたね。
そして私の役目は交通当番(いわゆる旗振り当番などの立哨活動)やかけこみ110番のお店や足元ストップマークなどの通学路点検、地域の防犯パトロールなど児童の安心安全を守る活動だったのでやりがいを感じたのも良かったです。
とくに旗振り当番は好きな活動で6年生最後の旗振り当番のときにはいつものように子供と一緒に朝早めに家を出て子供がいつもより嬉しそうに学校に行く後ろ姿を見て感慨深い気持ちになりました。(まだお母さんの隣を歩くのがギリギリ?嬉しいと思ってくれる年頃)
1年生の頃は何もないところで転んだり、下を向いて歩いていて電柱にぶつかっていたり、フラフラ歩いているのでフェンスにランドセルがひっかかって前に進めなくなっていたりハラハラする場面も多々ありました。
子供の視野は大人の視野よりも狭いというのもありますね。
小学校によってはPTA役員を引き受けるとポイント制であったり次年度以降活動免除があったりするので確認してみるといいかもしれません。
【あとがきとPTAで利用して便利だったおすすめツール】

連絡手段は「LINE WORKS」というビジネス向けのチャットツールを利用していて、LINEのように使いやすかったです。
ただLINE WORKSは連絡が取りやすい一方で、実際に会わないと話が進まないことがあったり、連絡がとれないこともあると聞いていたので心配はあったのですが問題なく使用できました。
みんなの日程調整には「調整さん」を利用していて、複数人の日程調整を簡単に行える無料ツールは便利でした。
「Googleドキュメント、スプレッドシート」は複数人で同時編集できるため作業が捗ります。
「Googleフォーム」はアンケート回答など作成、共有でき、Googleフォームで集めた回答をGoogleスプレッドシートにエクスポートし確認できるので良かったです。
PTA活動は無理のない範囲で、できる人ができることを協力してできるといいですよね。
部長(委員長)を経験することになって長の大変さも理解することができましたし、さらに専門部員をまとめてくれている本部役員の方々の仕事も知ることができて、こういった活動によって成り立っていることもあることを知れて結果的には良かったなと思います。