
3月の後半に猊鼻渓(げいびけい)の舟下りに行ってきました。
岩手県一関市にある名勝・猊鼻渓は日本百景のひとつにも選ばれる絶景スポットです。
なかでも人気なのが渓谷美を楽しめる「舟下り」です。
最初に正直にお伝えしますと、
この時期は
雪もない
花も緑もない
紅葉もない
早春の猊鼻渓でいちばん地味寄りで渋い季節といっていいかもしれません。
しかし
岩と水のミニマルな美しさをいちばん感じられる季節なのではないかと思います。
素材そのものの景色を楽しめるといったらいいでしょうか。
まだ色の少ない猊鼻渓で、かえって感性が澄んでいく気もします。
例えていうならば「水墨画」のような雰囲気の美しい絶景を堪能できました。

【所要時間や料金はどれくらい?】

舟下りの所要時間は往復で90分間です。(舟下りの折り返し地点で20分間くらい舟を下りて散策できます)
■舟下り料金
・大人2000円
・小学900円
・幼児(3歳以上)200円
※15名様以上は要予約
※こたつ舟運行期間は12月~2月末まで
※こたつ舟は予約は不要(鍋コースのお客様に限り要予約)
※車椅子でも乗船可能
※リード付の中型犬までと猫は+200円で乗船可能(冬の屋形舟期間はペット不可)
雨でも屋根付きの舟で運行しています。

【猊鼻渓の名前の由来は?】

対岸壁の中腹に獅子の鼻のような突出した岩があります。
それが「猊鼻渓」の名称になった岩です。
【ベストシーズンはいつ?見どころは?】

四季折々、色んな猊鼻渓の表情が楽しめます。
・春は新緑が爽やかで藤の花(5月下旬~6月上旬)も楽しめ、風も心地良く舟下りにぴったり
・夏は避暑地のように涼しく渓谷の緑が1番濃くて川とのコントラストがきれい
・秋は圧倒的に紅葉が人気でベストシーズンと言う方が多い(特に10月下旬~11月上旬)
・冬はこたつ舟(雪景色+あったか体験)で非日常感を静かに味わえる

女性の横顔のように見える夫婦岩の婦人の方です。舟が近づくにつれて壮夫岩に寄り添うように見えることから「少婦岩」といわれます▼

舟下りの折り返し地点にある圧巻の大岸壁は舟を下りて見ることができます。

高さ120mの大猊鼻岩の願掛けの穴へ10種類の運玉(運・寿・福・縁・願・恋・愛・絆・禄・財)を購入して投げ、見事に入ると幸運に恵まれるといわれています。

海外の方が運玉の意味を舟頭さんにひとつひとつ聞いていました▼

猊鼻渓は「獅子々鼻」「馬鬣岩」「あまよけの岩」「吐雲峰」など、形に名前がついた奇岩が多く、垂直の断崖が続く珍しい岩景色が楽しめるところが魅力です。
【アクセス・お問い合わせ・駐車場】

げいび予約センター
■住所:岩手県一関市東山町長坂字町467
■TEL:1091-47-2341
■駐車場:舟着場の周辺に200台の駐車スペースあり
■定休日:なし(悪天候は欠航になる場合あり)
砂鉄川が石灰岩を侵食してできた渓谷が2㎞あまりも続き、高さ100mを超す断崖絶壁がそびえ立つ幻想的な深谷幽谷。
激しい流れはほぼないので、舟下りが初めての方やご家族、カップル向きです。
手漕ぎ舟でゆっくり進む舟に乗りながら、舟頭さんが歌ってくれる名物「げいび追分」を聞きながら絶景を味わえます。
船上で記念撮影もしてくださるので舟下り体験後に写真を購入することもできます。

3月後半の舟下りは観光のピークではないものの、観光客も多く最初の便は満席だったため次の便になり30分くらいの待ち時間がありました。
このあたりは海外からの観光客は少なかったそうなのですが、最近は台湾などからの観光客も多いようです。
猊鼻渓の舟下りではゴツゴツした断崖や穏やかな川の流れ、舟の音や水の流れ、舟歌が五感に響く渓谷のひとときを楽しむことができました。
猊鼻渓の違う表情も見てみたいので、また違う季節にも行ってみたいと思っています。

運行状況はこちら▼