
辻占の起源は日本に古くから伝わる占いの一つで、夕方に交差点(辻)に立ち、行き交う人々の言葉、会話で吉凶を判断するものといわれ万葉集にも登場します。
辻占の読み方は「つじうら」です。
辻占の和菓子は、江戸時代に辻でおみくじを売るようになり、これが辻占と呼ばれるようになり、その後このおみくじを煎餅に入れた辻占煎餅が売られ始め広まったといわれています。
それがだんだんと花びらの様な可愛らしい摘み千菓子(ひがし)に変わり今日に伝えられています。
千菓子(ひがし)とは水分が少ないお菓子全般のことをいいます。
【辻占の千菓子は辻占煎餅が起源】

辻占煎餅は、小さな紙片に書かれたおみくじを煎餅の中に入れたもので、おみくじには流行歌の歌詞など多様な内容が書かれていました。
辻占菓子は地域ごとに特色があり、京都の伏見神社のものが有名ですが、新潟、石川、長崎などにあり新年の縁起菓子として親しまれています。
こちらの「辻占」の千菓子は石川県で作られています。
「辻占」は石川県の金沢市周辺の新年の風物詩でもあります。
原材料名は砂糖(国内製造)、餅粉/着色料(クチナシ色素)。
12個入りで値段は600円(税抜き)です。
【辻占のおみくじの内容|おみくじに書かれていた「せくにおよばん」の意味は?】

こちらの辻占菓子、こんな花びらのように小さなお菓子の中におみくじが入っているの?と思ってしまうのですが、全部のお菓子の花びらの中心にちゃんと小さな紙(おみくじ)が入っています。
この紙は食べられないので、食べ方としては食べる前に3つおみくじ選び、和菓子の中に入っているおみくじを取ってから食べます。
おみくじには
「せくにおよばん」
と書かれていました。
「せくにおよばん」の意味がわからなかったので調べてみたところ、石川県金沢市に伝わる伝統的なお菓子「辻占(つじうら)」に書かれている言葉の一つで「急ぐに及ばない」「焦る必要はない」「急がず養生しなさい」という意味だそうです。
決まりはないそうなのですが、それぞれ3つ直観で選んで食べるのが古くからの習わしのようです。
出てきた言葉を並べてその年の運勢を占うそう。
私は欲張っていくつか食べてしまったのですが
「嬉しい涙がこぼれる」
「仏様よりあなたがたより」
「良きともとあそべ」
「うそからでたまこと」
「今よりのち吉」
「恋に上下のへだてなし」
などが書かれていました。
最初の3つがたしか「せくにおよばん」「良きともとあそべ」「嬉しい涙がこぼれる」だったと思うので、焦らず行こう!良き友との交流のなかで嬉しい出来事が待っていると解釈し、仕事でも遊びでも人との交流を大事にしようと思いました。
人によって受け止め方が違ってくるのも楽しいおみくじ和菓子ですね。
辻占菓子の楽しみ方は一つだけ選ぶだけでなく、複数個取って言葉合わせを楽しむこともできます。
淡い色合いも可愛らしく、上品で優しい甘さの和菓子です。
お正月の縁起菓子におすすめです。