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【最終話】別れ……そして再会の約束「十年後この場所で会おう」

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◆◆◆自分磨きで女性の幸せを引き寄せる♪花屋さんのマイストーリー(全11話)◆◆◆

 

私の夢のひとつに

 

三十歳までに結婚したい

 

というのがありました。

 

結婚だけが女性の幸せじゃないけど、女性としての幸せの選択肢の一つにいつか結婚して子供を持てたらいいなと思っていたのでした。

 

そして「この人と結婚する!!」と思えた人と出会えたことが私にとっては大きかったのでした。

 

しかしひとつ気がかりなことが、、。

 

トマムさんが

 

結婚おめでとう!!

 

なんて笑顔で言ってくれるはずがありません(-_-メ)

私の左手をいきなりとり、薬指にはめられたエンゲージリングを見ながら、

 

これからステップアップしていく、、そう思っていた矢先だったのに、、

 

トマムさん、前の店長が昇格して戻ってきていたので、私と三人で今後のことについて近くのカフェで話し合うも、私のステップアップを何よりも考えてくれて、仕事を選んで欲しかったトマムさんは終始不機嫌で途中で怒って帰ってしまい、話になりません。

 

娘を嫁に行かせる父親の心境ってこうなのかな、、

 

と思いましたが、トマムさんにせめて今までの感謝の気持ちを伝えたかったので、後日事務所のデスクの上に手紙を置いていくことにしました。

このとき結婚式の招待状も持っていたのですが、悩んで結局渡せませんでした。

 

 

 

そして私はお花屋さんを辞めて、結婚の道を選ぶのでした。

 

ビオラさん、ラナンちゃん、カラーちゃんとある約束をすることになります。

 

十年後のラナンちゃんと私の誕生日の日、この場所で(お店)みんなで再会しよう☆☆☆

 

ラナンちゃんと私の誕生日の日が同じだったため、覚えやすい日にしたのでした☆

ビオラさんはその後、さらなる夢のため海外へ。

そして、それぞれの選んだ道へと進むのでした。

 

 

 

 

 

 

 

【ー数か月後ートマムさん再会編】

 

トマムさんとはこれで終わりになるはずがありません(-_-メ)

縁ある人とは思いがけない場所で何度も再会する、を身に染みて感じることになるのです。

それとも、引き寄せ力でしょうか(-_-メ)

結婚式の打ち合わせが終わり、彼と一緒にいたときでした。

 

、、ん?なんか背後から殺気を感じる!!

 

振り向くと、なんとそこにはトマムさんが仁王立ちしているではありませんか!!(-_-メ)

 

私「トマムさん!!?

トマムさん「お前!!なんでこんなところにいるんだ!?

私「トマムさんこそ、なんでこんなところにいるんですか!?

トマムさん「俺はな~隣で結婚式があって出席してて、、

 

、、そしてあり得ないことに彼の前に立ちはだかり、

 

トマムさん「おい!!

 

と、、ここまでお読みくださった読者の皆さまならご想像がつくでしょうか。

 

今度は彼に説教し始めるという、、(-_-メ)

 

私「ト、トマムさん、、!!

 

散々なオチになるのでした(-_-メ)☆☆☆

 

そしてトマムさんとは1年後にもまた思いがけない場所で再会することになるのですが、このときはビオラさん、ラナンちゃんも一緒だったので、ご飯をみんなで食べることになったのですが、、

 

トマムさん「お前の結婚式に呼んでくれると思ってたのに・・・見たかったよ

私「招待状は作ったんですけど、、渡せなくて、、w

トマムさん「・・・

トマムさん「、、まったく、、お前はか弱そうに見えて芯は強いんだよな~w

 

 

トマムさんにだいぶ鍛えられたのでした(*^^*)

 

 

【ー三年後ーポールスミスさん再会編】

 

海外にいたビオラさんから嬉しい連絡が入ったのでした♪

なんとビオラさんが働いていたお店に仕事で来ていたポールスミスさんが来てくれたというのです!!

 

ビオラさん「三年ぶりかな!?こんなところで再会できるなんて、久しぶりに会えて凄く嬉しかったよ~!!ちょっとだけ話せたよ!!ポールスミスさん、結婚して子供も生まれたんだって!!パパになったんだね~☆

 

このとき、私も臨月でした。

 

ポールスミスさんもついに結婚して、パパになったんだwきっと素敵な奥様と良いパパになっているんだろうな☆)

ビオラさん「あのときの色紙、大切に持ってるって言ってたよ☆みんなのこともちゃんと覚えていたよ!

私「持っててくれているんですね(*^^*)

 

この時まで、三年前の退社日前日に送ったあの色紙がポールスミスさんにちゃんと届いていたのかすら、みんな知ることができなかったのです。

 

ビオラさん「ポールスミスさん、仕事も家庭も楽しんでるみたいだよ☆

私「ポールスミスさんらしいですね☆

ビオラさん「だよね~♪お店のディスプレイも直していってくれたよ♪

私「(≧▽≦)

 

幸せそうで良かった、、

 

ビオラさん「みんなで会いたいねって話したよ!!

私「そうですね♪会いたいです☆☆☆

 

本当に会いたいと思いました(*^^*)

 

私だけじゃなくてみんなに会いたいと慕われていたポールスミスさん♪

 

そして私も子供が産まれ、日々が慌ただしくなり、なかなかみんなともゆっくり会えなくなっていました。

 

 

【ー十年後ービオラさん・ラナンちゃん・カラーちゃん再会編】

 

十年後、この場所で再会しよう

 

この言葉をみんなずっと忘れずにいたこともスゴイことだな、と思いますが、みんなずっと言い続けていたのです☆

このとき、ビオラさんもラナンちゃんもカラーちゃんも私もそれぞれ別の場所にいました。

 

そしてもうこのとき、路面店のお花屋さんはなくなっていたのでした。

 

数年前にビル自体の老朽化もあったりで、お店が撤退したことは残っていたラナンちゃんに聞いたり、毎年の帰省で知ってました。

私とラナンちゃんの誕生日の日、私の帰省のタイミングやみんなの都合も合わなかったのですが、夏の帰省のタイミングで、一日だけ、ビオラさんも来れることになり、ラナンちゃんもたまたま休みの日に重なった日があって(カラーちゃんはタイミングが合わず)、久しぶりの再会を約束の場所で果たすのでした♪♪

 

 

約束の場所で先に待っていたのはラナンちゃんでした。

 

私「ラナンちゃん!久しぶり♡

 

ちょうどビオラさんからも連絡が入り、

 

ちょっと遅れそうだから、お店決めといて~♪

 

ラナンちゃんと私「は~い♪♪

 

そしてビオラさんも間もなく合流(*^^*)

 

久しぶりに会ったのに、まるで昨日も一緒に仕事をしていたかのように、数年のブランクを感じさせない笑顔満開の楽しいひとときを過ごすのでした(*^^*)

 

また近いうちに会おうね!!!

 

このとき仕事で来れなかったカラーちゃんは、

また十年後にこの場所で今度こそみんなで再会しましょう!!

と十年後にこだわるカラーちゃんでした(*^^*)

 

 

【エピローグ】

最後までお読みくださり、ありがとうございます(*^^*)

大切な人たちに、言葉できちんと思いを伝えたくて、そしてこれからも自分らしさを大切に生きていくために、花屋のストーリーを書きたいと思ったのでした。

仕事も恋愛も中途半端だった私だけど、ここで出会った人、過ごした時間は私の人生のなかで最も濃くて充実していて幸せな時間でした。

何より、お花屋さんという職業を通してたくさんの人から温かいものを感じることが出来たんですよね。

うまく言えないんですが、笑顔のときも涙のときも、分かち合えたこと。

仕事でも恋愛でも友情でも今まで知らなかった、気付けなかった愛を感じることができたというか。。

 

これが愛なんだ♡

 

と感じる瞬間がさまざまな場面でありました。

 

相手がいるから知ることができた☆

 

男女の愛、家族愛、友愛、人間愛、、、

すべての愛に触れることが出来たなら、それはとても幸せで豊かで愛のある人生だったといえるんじゃないのかなと、様々な出会いと別れ、人間関係のなかで、40代を迎えて深く思うのです。

 

愛って深い

 

私たちはじつは愛を知っているからこそ、愛を求めてしまうのかもしれない、なんて思ったり。

 

すれ違うだけの人たちが圧倒的に多いのに、出会えた奇跡☆☆☆

 

トマムさん、ビオラさん、ラナンちゃん、カラーちゃん、ポールスミスさん、、みんなに出会ったことで、色んなカタチの、色んな種類の、みんなの愛を私は胸の真ん中で感じることが出来たのでした。

 

そしてお花屋さんで働く人たちに共通していたな、と思ったことがあります。

 

それは男性も女性もみんな感性が豊かで、美意識が高い!!ということ。

 

女性が多い職場で、お花という美しいものに囲まれている仕事ということもあるかもしれません。

女性だったら恋愛や化粧品の話題も日常茶飯事で、「あれがいい」「これオススメ!」なんてよく話していたのですが、男性も感覚が近いものがあるような、中性的な方が多かったと思います。

 

見た目にも清潔感を意識しているのはもちろんですが、女性の変化にもすぐに気づくのですね。

 

例えば、、わかりやすく「髪型変わったね」と言ってくれる男性は比較的多いかもしれませんが、「アイシャドー変えた?」とか、お肌の状態とか、「彼氏できた」「彼氏と別れた」まで気づかれるのですwほぼ99%の確率でw

 

外見だけじゃなくて内面の変化まで見抜いてしまうような、鋭い審美眼w

 

結婚してから、何度かの引っ越し、そして家事や育児、様々な人間関係や環境に目まぐるしく忙殺されるような毎日だったけど、幸せな日々だったことは間違いなく、でも自分のことは二の次、自分自身を見失いそうになっていた日々のなかで四十歳の節目を迎えて、

 

自分自身の気持ちと丁寧に向き合いたい

自分自身をもっと大事にして生きたい

 

そうでないと、また自分自身を見失ってしまう気がしたのです。

このストーリーは花屋での経験を経て、結婚し子育て真っ只中のなかで書いていているのですが、また自分を見失いそうになっている自分がいるんですよね。

人生にはきっと何度もそういうことがあると思うんです。

結婚してから

 

いい奥さん

いいお母さん

 

でいなければいけないとずっと思い込んでいました。

 

そもそもいい奥さん、いいお母さんってどんな人なんだろう?

世間一般的なイメージかな?

女性も100人いれば100通りの生き方があると思うのです☆

それは誰にも否定も肯定もできないけど、自分が幸せだと思うなら、それでいいと思うのです♪

 

自分を幸せに出来るのは自分だから。

 

それには

 

私の幸せって何だろう?

私の好きなもの、楽しいこと、嬉しいことって何だろう?

 

をつねに追求していくことこそが大事♪

 

女性として外見も内面も自分磨きすることで、人にも年齢にも左右されないような、自分らしい生き方をいつでも楽しんでいきたいと思うようになりました。

 

そんなきっかけにもなったお花屋さんで経験してきたことを思いを込めて綴りました♡

そして、、

 

 

愉快な仲間達に愛と感謝を込めて♡

 

▶▶▶END

 

 

 

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