◆◆◆自分磨きで女性の幸せを引き寄せる♪花屋さんのマイストーリー(全11話)◆◆◆
お店のリーダーとして、店長を支えながら、後輩を指導していく立場になった私。
路面店に配属されてから2年目のことだったでしょうか。
お店のリーダーになると毎月、東京の本社での会議に出席することになっていたので、他店舗の先輩リーダーと一緒に早朝から新幹線に乗って朝から夕方まで一日講習を受けることになるのでした。
そこでは「ポールスミスさん」というほぼ私と歳も変わらないカリスマと呼ばれていた男性上司との出会いが待っているのでした。
ポールスミスさんも私にとってはのちに大きな存在となる上司の一人なのでした☆
後輩も入り、お店のリーダーになったものの、相変わらず技術にはやっぱりどうしても周りの先輩たちと比べてしまい、自信が持てずにいました。
自信が持てないのに、私の評価は上がっていくのでした。
ついには先輩よりも給料が上がることになります。
評価が上がれば、周りの先輩たちにも嫉妬されるようになりました。
嫉妬されるということは私の努力、実力が足りてない証拠だと思いました。
さらに自信が持てなくなるという悪循環に陥ることになります。
私のどこを評価しているんだろうか?
このときトマムさんは私のことを
「お前はいいものを持っているんだから」
そう言って私を励ましてくれようと珍しくw優しい言葉を掛けてくれましたが、私自身が受け入れられずにいました。
(いいものって何?)
悔しいやら、情けないやら、そしてずっと抑えていた涙がこぼれ落ちるのでした。
そんな風に悩んでいたのを見かねてか、ビオラさんが私に
「これに挑戦してみたら?」
と社内のコンテストのようなものを提案してくれました。
このコンテストで優勝すれば商品化してカタログに掲載されるというものでした。
(実力を試せるかもしれないし、挑戦してみよう)
と思ったのでした☆
たしかこのときは白のレースのバスケットを使って、大人の女性の宝石箱のようなイメージで紫のバラをメインにブルースターやチョコレートコスモスなど入れてオトナ可愛いアレンジメントを作りました。
それが、私ともう一人、
最終選考に残っているとの連絡がお店に入ったのです!!
トマムさんやビオラさん、そして前の店長も喜んでくれて、投票権を持っている人は私に入れるからね!!と言ってくれたのは、本当に有難かったのを覚えています(*^^*)
結果は、、
私のアレンジメントは季節はずれとの理由で惜しくも2位になってしまったのでした。
たしかに季節を意識したものではなく、自分の作りたいものを作ったのでした。
(1位にならなきゃ意味がない、、)
このことが逆にまた私を落ち込ませる出来事になるのでした。
▶▶▶第6話へつづく☆☆☆